近藤勇二郎ブログ スノーボードと旅

プロスノーボーダーが好きなことを続けるブログです

プロスノーボーダーの夏仕事

パタゴニアネタが尻切れトンボだけど、お茶仕事を入れたら更新どころじゃなくなっちゃいました。お茶業界も例外なくコロナダメージでしたけど。

過去のネタを上げるのって思ったより大変ね。また気が向いた時にでも続編投稿してみます。

 

去年から夏の職種を変えました。

最初はブログタイトルも「夏仕事の準備」だったんですけど、書いてるうちに熱くなってしまってタイトル変更です。

ぼくの夏仕事業界はコロ助ショックから回復に向かい、繁忙期に入ってます。僕もすぐに参戦予定なので、お茶仕事を終えて急ピッチで準備。

やんなきゃなんないことは山ほどあるけど、まず車づくり。スノーボード仕様から仕事仕様に変えていきます。


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フラット広げて、全床を作っていきます。

昨年の時点で夏仕様の床も作っておけばよかったと大いに後悔です。スノーボードの活動を優先した作り込みに反省。


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一応完了。床だけ。

 

クルマは軽の箱バンです。農道のポルシェ、サンバー。18万キロに到達して、毎年のメンテコストを考えると限界に近いかなーと思ったけどファンベルトやら交換したらそれなりにお金かかっちゃったので、もったいない精神でもう少し乗ります。プロスノーボーダーがそんな夢のない車に乗るのどうなのとか思われそうですが、ぼくとしては夢がある面白いクルマです。

 

それ以前にプロスノーボーダースノーボード以外の仕事をしている時点でプロとは言えないだろ、という意見もあるんじゃないかなと思います。

プロスノーボーダーの定義って一体誰が決めてるんでしょうね。イタイかもしれないけど僕は僕で自分をプロと決めてます。

サッカーや野球はプロの定義がとても分かりやすい。はっきりしてる。でもスノーボードはなんだかとても曖昧。

ぼくが持ってるプロスノーボード資格は当然国家資格なんかじゃないし、ニュースやなんかでも自称プロスノーボーダー、自称プロサーファーなんてのをたまに見ると色んな意味で悲しくなる。


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photo by Juan Aizpuru

 

アメリカやヨーロッパではスポンサー企業との契約金で生活ができて活動ができていればそれがプロスノーボーダーとされてる。撮影や大会というベースがあってその人の滑りによって生まれる契約金で、とっても分かりやすい。その定義を日本のスノーボーダーに当てはめたら片手に収まるぐらいしかいないでしょね。

そうゆう意味ではYoutuberのスノーボーダーだったり、インスタグラマーでそこに収入が伴っていればそういった方のほうが僕なんかよりよっぽどプロに近いのかな、なんて思うときもあります。

トップクラスの滑りと、人気配信やポストをできるならこれが最強でしょね今の時代。かつ、サポートメーカーにとってもいちばん喜ばしいことなんだろうなと思います。

あくまで杓子定規な意見ですが。

 

まあ、でも、今回の歴史的な超暖冬とコロナショックで体力を大幅に削られたこの業界ではしばらくの間は夢を見ることはできないかもしれない。少なくとも向こう3年は非常に厳しくなるんじゃないかなと思ってます。耐え時です。

 

でも純粋にスノーボードを好きで上手くなりたい気持ちで頑張っている人たちはそんな中でも関係なく続けていくだろうし、最初からお金や生活のことを先行して練習したり滑ったりする人なんてあまりいないんじゃないかと思う。僕もそう。

好きだから続ける。楽しいから滑る。上手くなりたいからやってる、それだけ。


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photo by Juan Aizpuru

 

再度言うけど、僕は自分で自分のことをプロだと自覚して活動を続けています。

それはPSAが資格として定めるプロスノーボーダー資格を持っているからじゃないよ。

資格はあくまで通過点だと思うし、それくらいはとりなさいよと思います。

細かいルートは抜きにして、この資格を得るためには大会で勝たなくちゃなんないし、そこで最低限の厳しさと楽しさを知ることができる。公式戦で勝つってことができたらその先に色んな世界が広がってくる。上を目指すなら。

その扉をひらくにあたって大会や撮影ってのはいちばん身近な手段なんじゃないかと思います。別に草大会でもいいと思うけど、せっかく公式戦あってその公式がひとつ階層あげてプロツアーもやってるんだから。自分をプッシュできる良い場所です。

ぼくも今でこそ山ばっかり登り倒して滑り倒してるけど、かつてはバカの1つ覚えのように大会ばかりを転戦していた頃がありました。それがあるから今があるって思います。

軽バンに乗ってるだけに説得力かけるかもしれないけど。

 


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サンバーに乗って夏も働いてるくせに、プロスノーボーダーとしての意識がある。

プロ意識をなくしたら僕が僕でなくなるくらい大切なことなんです。

そういった大義名分に身を置くことで、自分をプッシュして活動を続けられる。生活としてはなし得てないけど、活動はプロとして自覚を持って活動を行う。

それを長く続けていけたら1番の理想です。

 

そのための夏仕事笑

ながいひとりごと、今回はここまで。

がんばって梅雨と夏を乗り越えましょー。

 

近藤勇二