クライミングスキン グルー張替え
南米トリップへの出発まであとわずか。
メンテナンスで残しといたのが、クライミングスキンのグルー張り替え。
シール使用歴は4年。ブランドはG3。
グルーの入れ替え作業について更新します。
短く言うと
・古いグルー剥ぐ
・新しいグルー入れる
・伸ばす(ならす)
こんだけです。
まずはグルーの除去。スクレーパーをカセットコンロであぶりながら根気よく剥ぐ。熱に弱いグルーの特性を利用。
我ながらカセットコンロは良い発想でした。剥いだグルーを新聞紙に塗りたくりながら剥ぎます。
スキンの端っこはヘラを斜めにあてて注意しながらやる。
でもそこまで気を使う必要はなかったと全工程が終わってから気付きました。
ただ、出来るだけ剥いだほうがこのあとが楽です。
剥げるだけ剥いだら、新聞紙をあてがり、適当な温度でアイロンをあてて残ったグルーを新聞紙に吸わせます。
コピー用紙とか画用紙とか、素材変えて試したけど新聞紙がよく吸ってくれました。
アイロンは90度位が無難。
これを繰り返すと残ったグルーがなくなっていい、表面がサラリとしてきます。
完全なサラリは無理と確信したんである程度で終わらせました。
で、新しいグルー入れ。
グルーは補修でも使い慣れたBLACK DIAMONDのGOLDLABEL。1本1600円。
これでスキンが復活するなら安いもんだけど、単なるケミカルとして考えると高い具剤。
量的には1本でも良いけど、1.5本あればちょうど良い。
これは間違いなくそう。
中途半端に少ないとそれが原因でクライミング中に剥がれるだろうから本末転倒。
実際にクライミングで使用してみればもっと明確な答えが出そうです。
それでから予め準備したのはクッキングペーパー。
これを適当な大きさに切っておきます。
新しいグルーを入れたあとに使います。
チェック柄のペーパーだったので切りやすかった。
ここからは塗る作業。
少しづつ塗って(チューブから出して)はスクレーパーで伸ばす。
余裕がなくて、塗り画像なし。
塗ってすぐに硬くなるんで手際よくやる。
前述のクッキングペーパーを綺麗に貼り付けて、アイロンがけ。
ワックスのように伸ばすってよりは、適当に塗りつけたグルーを平たく均一にするイメージ。
で、グルーがまだ暖かいうちに、丸い瓶でコロコロして仕上げ。
うまくいきました。
一応翌日の夜までこの状態で放置してからペーパーを剥がしました。
試しにスプリットボードに装着してみましたが、ベタベタやグルーのカスが滑走面に残ることはありません。
時系列おかしいけど、グルーを剥がし後にシールにもホットワックスを入れました。
良い機会なんで新しいグルーを入れる前に思いっきり入れてみました。
良い機会と言うのは、グルーへの過熱を気にせずできるから。
スキンへのワクシングは、スキンをスプリットボードにつけてやります。
ソールとスキンの間に適当な紙をかましてから、板にスキン装着。
情報によれば毛並みに逆らってやる。
これは両方の意見があるけど、ぼくは海外のワックスマンの意見を取り入れた。
入れたワックスはまたまたDOMINATORのHC1。
シールへワックスする一番の目的は防水。
パラフィンでも良いだろうけど、柔らかいとすぐに汚れるかなと思ったんで硬めを入れました。
低め(90度くらい)でも馴染みます。
試しにワクシングペーパーもあてがってみたけど、汚れが浮く感じはない。
これにてシールメンテ完了。
気持ちがスッキリです。
出発まで残り4日。
あとはパッキングです。