スプリットボード ビンディング考察
スプリットボードで使うビンディングの考察。
普段のスノーボードにはFLUX。
でもFLUXにスプリットボード用のモデルはないから、スプリットボードをするなら2つの選択肢。
・単体アイテム「スライダートラック」をかましてFLUXを使う。
・スプリットボード用ビンディングを使う。
このどっちかしかない。
結論から言えばスプリットボードにはスプリットボード用のビンディングを使うのが正解だと思う。
ビンディングの裏側(スプリットボード仕様)
スライダートラック(左)
FLUXにスライダートラック(中)
スプリット用ビンディング(右)
以下、スライダートラックを使うデメリット。
スライダートラックは直線的な形で、本来のビンディングが持つ操作性を大きく失う。
で、スライダートラックの重量も追加される。ペアで約360g。
雑なVoileのインターフェイスとのセッティングで微調整が必要なのに、トラックの調整が増え、さらに微調整や工夫が必要になる。
※最新モデルはそんなことない。
トラックとビンディングを接続するビスの長さや大きさが合わないとうまくスライドせず、ビンディングとトラックの接続に問題が出る。メーカーが用意するものはアテにならず自分でホムセン等で探したり加工が必要。
トラックそのものの厚みで雪面(スノーボード)からブーツが離れ足元感覚が薄れる。
1番のデメリットはノーマルビンディングにはフォワードリーンを逆サイドに倒す機能がないこと。これによってツアー時のストロークが極端に狭くなる(歩幅が狭くなる)。
強いてトラックを使うメリットを言うなら、普段使っているビンディングをそのまま使えるということ。
スプリットボードが初めてならトラックさえ手に入れたら良いのでビンディングぶんのコストを押さえられる。
ストロークの問題は大きいけど、はじめてのスプリット経験としては悪くないはず。
対して、スプリットボード用のビンディング。
ベースは金属製。ノーマルビンディングに近い形状をしていて、力の伝わり方に無駄がない。
ビンディングとして特筆する性能はないけど、スプリット用として造られているのでスライドもしやすく、板との一体感がある。
フォワードリーンを解除してストロークを広げられるメリットが何より大きい。
長々と話したけど当然と言えば当然の話。
ノーマルビンディングは通常のスノーボードがやりやすいように、各メーカーさんが真剣に開発してきたもの。
比べること事態が間違い。
どちらかが良い、悪い、の話ではなく比較対象じゃないとゆうこと。